Life is bitter

日常生活で考えたことやデザイン・写真・インテリアをはじめとした役に立ちそうな知識をまとめて記しています。

デザイナー3人でハッカソンに参加して地獄を見た話

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昨年の秋頃、生まれて初めてハッカソンに参加してみました。
以前から興味はあったのですが、一体どの界隈で行われているのか謎に包まれたイベントだな〜というくらいの認識でした。

事の発端は、大学にJPHACKS2016というハッカソンイベントの運営の方が「こんなことしますよ是非参加してみてね」と説明会をしにきたこと。エンジニアレベルのプログラミングなど一切できないのにもかかわらず、その場にいた友人2人と軽いノリで参加してみることに。私が今いるところの専攻はデザインですから必然的にデザイナーが3人ということになります。

今回のJPHACKS2016というハッカソンの特徴として、学生が対象であることとハック当日以前から開発を始められる点があげられるのですが、私たち3人はとりあえず当日までにアイデア出しだけはしておくことにしました。

アイデア出しは普段からたくさんしているので、ブレストしてなんとなくこんなアイデアいいよね〜とはなるのですが、やはり実装力のないデザイナーなので「いやこれ技術的に無理でしょ...私たちが扱えるのはせいぜいArduinoでLチカするぐらいだよね...」となりアイデアが降ってきてはボツ、を繰り返す結果に。

そして結局「コレだ!」というアイデアが決まらないまま当日を迎えてしまいました。
周りは既に開発に入っている中、私たちはまだアイデア出し。う〜んと唸って3〜4時間くらい無駄にしてしまった…。
あまりにも妥協点となるアイデアが出なくて「痴漢されたらLEDが発光するブラジャーとかどう!?圧力センサとLEDでできるし!!」なんて言い出す始末。一体どうやってプレゼンしろと...。

結局のところArduinoでLチカと物理センサーを掛け合わせるレベルでできるIoTデバイス&専用アプリを作ることに。アプリに関しては実装はできないのでUIデザインだけ作って、動きをプロトタイプするという形に落ち着くことになりました。

私はそこでUIデザインを担当。ツールはせっかくだし冒険してみようということでAdobe Experience Designでデザイン&プロトタイピングしてみました。これ、このツール1つでデザインから動きのプロトタイピングができるのが良いですね。

デバイス側の実装は他の2人にまかせていたのですが、ここで問題がたくさん出てきてしまい地獄をみました。まずLEDがちゃんと光ってくれない問題、圧力センサーがちゃんと働いてくれない問題、実はArduinoの基盤が壊れていました問題などなど。2日間もあったのにちゃんと機能してくれるようになったのがプレゼン3時間前。ハッカソンに出てLEDを光らせるだけに一体どんだけ時間かかっているんだと絶望でした。

そしてプレゼン。周りのチームは私たちと比べたら圧倒的な技術力の高さで、正直プレゼンしててめちゃくちゃ恥ずかしかったです。 学生エンジニアでもここまでできるのかと。ただ、プレゼンの見せ方やUIのデザイン性は全然勝っていたかなと。ここはデザイナーとしての意地。

私たちが参加した東京会場では2チームが決勝大会に進めるのですが、他の圧倒的にアイデア・実装力のある2チームが進んで、もちろんそこで終了。ただただ貴重な休日2日間を疲れてストレス溜めるだけに費やしちゃったわ〜。

・・・とはいかず、決勝大会には進めなかったのですがスポンサー賞なるものもありまして、最終的に数ある企業の中から私たちのチームにスポンサー賞をくれるところがありました(特定されちゃうのでプロダクトの詳細等はご勘弁)。うれしい。

総括しますとデザイナーしかいないチーム編成でハッカソンに出ると、見せ方やデザインの部分ではぶっちぎりで勝てるかもしれませんが、実装という部分で地獄をみるのでやはりエンジニアはいたほうが良いということ。

そして優秀なエンジニアと友達になれるのでデザイナーとエンジニアの出会いの場としてとても良いですね。私も今回のこのJPHACKSのおかげで一緒にものづくりをしようと言ってくれるエンジニアと知り合いになれましたし。

あと、他のエンジニアのみのチームでせっかく素晴らしいプロダクトを作ってもプレゼンでの見せ方やデザインで損しているなというのが多数を占めていたので、ひとりでもいいからデザイナーを入れるといいのになとも思いました。

実装力という面でなかなか満足いくプロダクトは作れなくとも、今回のハッカソンはデザイン性も評価軸にあったからこうした結果で終われたのかなと思います。エンジニアでなくとも、 ハッカソンに参加してみるのおすすめです。